アクセサリーを製作するときに、着け心地をとても大切にしています。

同時に、デザインはとても大切です。デザインがよいアクセサリーは着け心地がよい、そうとも思っています。レッスンでも、デザインの組み立てがとても明快な生徒さんがいらっしゃいます。それはもう、天性のものなのだと思います。少し話しただけでどんどん組んで行かれるので、見ているとこちらも楽しくなります。楽しく作って楽しく身に着ける、レッスンの醍醐味です。

例えば”夏だからターコイズ”と決めてしまうのではなくて、そのときの自分にフィットするものを身に着けたいと思います。いつもいつも頭のなかはそんなことでいっぱいになっていて、制作の合間に時間を作っていろいろな業者さんに出向くと、数時間があっという間にすぎていきます。なにを見ているのかと言うと、実は天然石だけではなくてパーツです。

とくに、このところのシルバー色のパーツの進化は目ざましいと感じています。業者さんの工夫の賜なのですけれど、そのきっかけになったのは、金属価格の高騰です。少し前まではシルバーとゴールドと言うとsilver925とK14ゴールドフィルドが主流でしたが、あまりの価格の高騰によって、かえってブラスを独特の風合いに仕上げたものなどのバラエティが豊かになりました。マットか光沢か、エッジの始末や手に取ったときのボリュームや感触、青いシルバー色か温かみのあるシルバー色か、糸や線材を通したときに描くアールなど、選ぶ段階でデザインを考えています。プレーテドという表現はめっきのことで、LeJでも積極的に使っています。

パールもパーツも、にごりや、めっきがはげ落ちたときにも独特な美しさがあると思っています。めっきが落ちたらそのアクセサリーは終わりなのかと言うと、そうではないのです。海外に行ったときに見ているのは、そんな、時を経たアクセサリーや着けこなしている女性です。とくにヨーロッパでは、きらきらしているいかにも新品のアクセサリーよりも、時を経た美しさを纏ったもののほうが魅力を持っています。たとえばLeJのパールは、肌を引き立てることを大切に考えて商品化しています。

日本の夏は、とても暑くなりました。デコルテにぴたっとくっついてしまうアクセサリーよりも、さらりとからだのラインにつかず離れずで揺れるものが好きで、暑い日には早めに着いてお化粧室でアクセサリーを身に着けたりします。積極的に、いろいろなデザインを採り入れたいと思います。

ときどき、こうして制作のことも書いていきます。写真のY字ネックレスは、豊かな空気感とニュアンスを湛えた小粒のパールを、そんなパーツたちと組み合わせたもの。アンティックなようなモダンなような、スイートなようなシックなような、そんな自由な個性を醸し出すアクセサリーを作っています。

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