『柘榴坂の仇討』予告編(via YouTube)

今日は朝から家族の転勤で引っ越し作業。それが一段落して時間ぎりぎりで、チケットを買ってあったこの映画を新宿で観て来ました。

小学校か中学校の授業で習った、桜田門外の変。当時の私はこのあたりの歴史の史実が好きでした。それが浅田次郎さんによって小説化され映画になっていることを教えて貰いました。

観ながら、何度も嗚咽しそうになりました。ハンカチはすっかり濡れてしまいましたが、観てよかったと心から思える作品です。雪のなか静かに凛と咲く寒椿のような、強い矜持を持つ日本人の心。誰にでもある葛藤そして赦し。キリスト教でも仏教でも同じように、ひとは赦しを求めて、生き方を探りながら人生を歩みます。最後のところで自身の煩悩を捨て相手を赦せるかどうかなど、はるか昔から私たちが大切にして来たものは、ずっと続いています。そんなストーリーが、墨絵のような見事な美しさの世界に淡々と流れます。

キャストは中井貴一さんや阿部寛さん、広末涼子さんに藤竜也さんとそして中村吉右衛門さんが渋みを加えています。それでも時代劇なので、上映期間はあまり長くないのではと思われます。そう思って、私はすぐに観に行ったのでした。

なんとなく関心を持たれたかたは、ぜひお出掛け下さい。私にとっての、この2014年のベスト1です。

『柘榴坂の仇討』特報(via YouTube)